『彩りの丘と森の息吹を五感で楽しむジオツアー』にようこそ!

十勝岳ジオパークのエリアは、大きく分けて二つの特色ある地域があります。

200万年前~100万年前に起きた火砕流堆積物が積み重なった大地の上に形成された波状丘陵(丘の景観)と、100万年前から現在にかけての火山活動によってつくられた十勝岳連峰に由来する地域です。

どちらも火山が起源の大地に、人の営み(農地としての開拓と火山対策の防災施設、恵みとしての温泉)が加わることにより地域の魅力が生まれています。

今回のツアーでは、波状丘陵と火山の山麓に広がる森を歩きながら、火山と人の関わりあいを五感で感じていただきます。

観光地としての丘の風景を有名にした「前田真三」の写真館「拓真館」を見学、レンズを通して広がる、丘と光の織りなす光景をお楽しみください。

続いて行くのは、「ファームズ千代田」。

ジャージー牛乳とびえい和牛を一貫生産している牧場です。

施設内の展望台を経由して丘のウォーキングをスタートです。

牧場内の砂利道を歩いて丘を登り、丘の勾配を体で感じてみます。片道1.5kmほどの道のりとなりますが、夕方になりますので肌寒くなります。暖かい服装で歩き始めましょう。

展望台を越えて並木を通り抜けると左右に雄大な丘の光景が広がります。

折り返し地点の丘の上、広げたシートに寝転がりグラウンディング(草地の上で軽く体をほぐしたり深呼吸したり、自然に身をゆだねる時間を少し取ります)。

体全体で大地を感じてみましょう。

ちょうど日没時刻に当たりますので、運が良ければ夕陽に染まる丘の風景や十勝岳連峰などが見られるかもしれませんね。


スタート地点に戻れば、お楽しみの夕食です。

びえい和牛のビーフシチューで冷えた体を温めましょう。パンかライスをお選びいただけます。

オーナーであるモンゴル出身の獣医学者でもあるアバラゼデ社長のこだわりと愛情がたっぷり詰まったびえい和牛、ストレスなく育てるための理想の環境がこの地には揃っていると仰います。

宿泊は、「菜摘実の里」さん。

美瑛の中心部から車で5分。丘のふもと、森に囲まれた静かな環境でお過ごしください。男女別の相部屋となります。

朝食は、家庭菜園や、美瑛産、北海道産が中心の家庭料理となります。広いお庭には色とりどりの花が咲き、野鳥も多く遊びに来ます。敷地内の白樺並木を抜けると丘の風景が広がる小さな散歩道もあります。

少し余裕があれば、宿から10分ほど丘をのぼっていくと更なる絶景に出会える場所もあります。朝から楽しく散策するも良し、ゆっくり自然を愛でるも良し、思い思いにお過ごしください。


2日目は、十勝岳とその山麓の森に迫ります。

「菜摘実の里」さんを出発し、バスで20分。まずは世界的な観光ポイントとなっている「白金青い池」を見学。

この青さの秘密とは? 

ここもまた、十勝岳噴火と大きな関わりがあります。次の噴火でこの青さは果たしてどうなるのでしょうか。青い池の誕生秘話を聞けば、この池を訪問できることに奇跡を感じられるかもしれません。

「白金青い池」からバスで10分。

全国大会の宿泊地である「白金温泉」を通り過ぎたら、十勝岳の山麓に広がる原生林のフォレストウォークの始まりです。

何度も火山の被害を受けながら、自然に再生を繰り返す力強い生命の息吹を感じる、4kmほどのトレッキング。

コース上にある、100年前、170年前、3300年前、10万年前、20万年前の火砕流や泥流の痕跡を探しながら、様々な年代の森を歩きます。ちょっとした岩場の階段の登り下りや、苔むした岩を踏んでの小川の渡渉などもあります。

アドベンチャー気分も味わいながら綺麗な空気を吸って原生林の森歩きを楽しみましょう。

コース上には、泥流対策の導流提も現れます。

岩の隙間に根付いたトドマツ、エソマツ。

北海道を代表する針葉樹です森林浴といえばこのトドマツ。

ぜひ森の中で本物の香りを探してみましょう。

3300年前のグラウンド火口流堆積物と10万年前の美瑛岳火山噴出物の境界をよじ登るような急斜面。

3300年前の十勝岳グラウンド火口火砕流の跡に広がりだしている木々。

風穴の上に現れる苔むした森もあらわれます。

そこに様々な生命が宿り、絶妙なバランスを保ちながら後世へ種を繋ぎます。

森の神秘、森の息吹を感じますね。

登山のガイドブックでは、「日本庭園」と言われるような光景も現れます。

クマゲラの食痕や、ヒグマの爪痕など、森の中は様々な生き物たちの痕跡があります。

もうすぐゴールです。

新鮮な空気を胸いっぱい吸っておきましょう。


お昼は白金温泉のホテルパークヒルズです。

西洋ではジビエとして貴重なシカ肉。美瑛では農作物を荒らす有害獣として狩猟期間を定めて狩っています。

十勝岳ジオパークのエリアで育った命をいただきます。


食後は、十勝岳中腹の望岳台へバスで移動。

荒涼とした3300年前のグラウンド火砕流の大地を見ながら、先ほどまで歩いていた森の命の逞しさを感じてみましょう。

登山道部分の白く見える箇所がおおよそ100年前の大正泥流の名残りです。

紅葉のピークは年により1~2週間ずれますが、運が良ければ3色の紅葉が出迎えてくれることでしょう。

望岳台を出発して、同じ十勝岳中腹の吹上温泉へバス移動。

樹齢200年を超える巨木の森を少しだけ散策、最後の森林浴を楽しみます。


いよいよ2日間の旅も終わりです。

標高1,000m付近、大雪山の懐に包まれながら、「プチ山ヨガ」を体験いただき優しく体をほぐします。

ヨガが初めてでも体が固くても大丈夫です。お昼寝のつもりで気軽に体験してみましょう。

十勝岳山麓で過ごした時間、ここでのご縁や再会、感じたことや味わったもの、その余韻の中で、ほっぺを緩めてお楽しみください。

お疲れさまでした。

最後に吹上温泉でリラックスしましょう。

同じ十勝岳の山麓ですが、大会でお泊りいただいた白金温泉とは異なった泉質です。ここの温泉は十勝岳の火山活動と密接に関わっていて、その活動に伴い温度や成分が変化することが知られています。現在は酸性で安定の高温泉、とても良いお湯ですよ。

まさに火山の恩恵を肌で感じながら、ゆっくりと昨日、今日で歩いた丘と森の光景に思いを巡らせてください。

吹上温泉を出発した後は、美瑛駅経由で旭川空港にお送りします。ありがとうございました。

ツアーのバーチャルトリップ、お楽しみいただけたでしょうか?

ぜひ、実際に体験をされてみてください。 

ガイド一同、皆様のお越しをお待ちしております。

※ポストツアーへご参加の方も、そうでない方も見逃さないで!

絶景ポイント「しらひげの滝とブルーリバー(美瑛川)」。

全国大会のご宿泊先の白金温泉の各ホテルから徒歩で5分ほどの距離にあります。ツアー中では、時間の関係で立ち寄れない場合もありますので、ご宿泊時の朝にでも、お散歩がてらぜひご覧ください。日本でも有数の潜流瀑と、青い池のルーツでもある青い川が始まるポイントとなります。

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